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再建途上、安全置き去り迷走

日本航空グループ経営陣で内紛が表面化した。運航トラブルが収まる気配がないなか、経営責任を明確にしない新町敏行社長にグループ企業の一部役員が業を煮やした格好だ。背景には、社内抗争続きの企業風土や旧日本エアシステムとの統合をめぐる混乱があるが、日航は経営再建の途上。利用客や株主不在のまま迷走を続ける日航に批判が高まりそうだ。(柿内公輔)
                  ◆◇◆
≪刷新求める声≫
 関係者によると、主に国際線を運航する日本航空インターナショナルなどの役員四人が今月十日、新町社長と会談。新町社長と羽根田勝夫副社長、西塚英和専務の退任を求めたという。
 日航では平成十六年以降、部品の脱落事故や修理ミスといった運航トラブルが続出。昨年三月には国土交通省から事業改善命令を受けた。昨年十一月に日航は経営再建策を発表し、国際線のリストラや全従業員の賃金カットも打ち出した。
 しかし、その後も高知空港での脱輪事故などトラブルが頻発。顧客離れにも歯止めがかからず、経営責任を問う声が内外で噴出している。個人筆頭株主である糸山英太郎元衆院議員も今月、自らのホームページを通じて新町社長に「退陣要求」を突きつけている。
 これに対し新町社長は「経営再建をやり遂げるのが私の使命」と譲らず、一部役員による退陣要求も即座に拒否したという。
 ただ、役員らの造反は「日航が変わるにはもはや経営刷新しかない」との声が経営陣の考える以上に強まっていることを示している。
≪全日空は特需≫
 足元の業績もおぼつかない。運航トラブルによる顧客離れで今年度は三百二十億円の収入減の予想。原油高による燃料費用の上昇がダブルパンチとなり、平成十八年三月期連結決算は四百七十億円の大幅赤字に陥る見通しだ。燃料価格は依然高水準で、来期以降も厳しい経営環境が続く。
 一方で、ライバルの全日本空輸は好調だ。原油高は同社にとっても打撃だが、コスト削減で相当程度をカバー。日航から乗客が流れる「特需」で五十億円の増収もあり、昨年四-十二月期には経常増益を達成した。
 日航の背中を追い続けてきた全日空だが、ここ数年に限っては、全日空の優勢が際立ち、くっきり明暗が分かれた。
 全日空が財務の健全化などリストラを着実に進めてきたのに比べ、日航は旧日本エアシステムとの統合の余波で、リストラも遅れている。航空機の老朽化も進んでおり、機材の入れ替えも今後の再建でようやく本格化する。平均機齢が全日空が九・四年なのに対し、日航は十一・八年と「若さの違い」は明白だ。
 また、世界の航空大手が価格カルテルを結んでいた疑いで欧州連合(EU)欧州委員会などが始めた調査の対象に日航が含まれていたことも発覚。日航が掲げる法令順守経営の確立にも、疑問が投げかけられた格好だ。
≪熾烈な抗争≫
 社内での対立・抗争も再建には足かせだ。
 例えば、九つもある労働組合。ほとんどが経営側と対決姿勢で、今年から実施予定だった賃金カットも幹部社員を除き実現できていない。組合側は「安易な賃下げは士気低下につながる」と反発。国交省は「経営と現場のコミュニケーションが足りない」と嘆く。
 十四年の旧日本エアとの統合は当時、「最強の航空会社の誕生」として航空業界を震撼(しんかん)させたが、ほどなく旧日航出身者による旧日本エア出身者への冷遇が始まったとされる。
 旧二社の整備や運航にかかわるマニュアルやサービスの違いを統合する作業は容易ではなく、社内融和は進んでいない。
 そして今回表面化した経営陣の内紛。日航では歴史的に営業部門と管理部門の二大勢力を中心に無数の派閥が存在し、政治家や官僚も巻き込んだ抗争が繰り広げられ、賞罰人事も露骨に行われた。珍しく貨物出身のトップである新町社長は社内基盤が弱く、求心力が課題とされてきた。
 退陣を迫った役員らは、「四人のうち二人が次期社長と副社長に就任することも求めた」との情報もある。事実ならばクーデターに近い造反劇だったことになる。
 しかし、日航の置かれた環境をみれば、こうした社内抗争に労力や時間を費やしている余裕はない。日航経営陣の当事者能力が問われている。
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